「老けて見える!」「病気になる?」コンプレックスになりやすいほくろの悩みは治療で解決できる

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『ほくろ』は体のいろいろなところにあり、位置や大きさも違います。もちろん、チャームポイントとして魅力を感じられることもあるでしょう。一方、老けてみえてしまったりコンプレックスになってしまうこともあり、ほくろの存在を悩んでいる人は少なくありません。

また、知らない間にほくろが増えてしまったり、ほくろの形や色が変わったりすると、病気になるのではないかと心配になることもあると思います。そもそもほくろはどのようにできるのか、ほくろの悩みはどうすればいいのでしょうか。

そこで今回は、意外と知らないほくろについて、考えてみましょう。

ほくろってどんなもの?

そもそもほくろとは、メラニン色素を多く含む細胞が増えることで生じた良性の皮膚病変(腫瘍)を指し、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」「母斑細胞母斑(ぼはん)」といわれます。生まれつき体にあるほくろから、後天的にできるほくろまでさまざまです。また、皮膚のあらゆる部位にできる可能性があり、その原因は詳しくはわかっていませんが、その一因に紫外線があるものと考えられています。

ほくろの形や大きさ、色などは多種多様ですが、腫瘍の特性として、長期的に増えていったり形を変えていくことがあります。基本的には大半のほくろはそのままにしておいても問題ありません。しかし中には、メラニン色素を含む細胞が悪性腫瘍になるケースもあるので、注意が必要です。

特に短期間にほくろの大きさや形、色、固さなどが変わったといった気になる症状があれば、病院やクリニックで診察を受けるようにしましょう。

ほくろは治療で除去できる

顔や体にできたほくろのほとんどは、治療で除去することができます。ほくろの除去治療にはいくつかの方法がありますが、大きなほくろを取り除く場合や確実に除去したいといった場合には、ほくろをメスで切除して取り除き、皮膚を縫い合わせる方法を取ることがあるでしょう。

この方法は、切除して1週間程度経ったあと後に抜糸を済ませれば治療が終了となり、短期間で治療できるという点がメリットです。反面、傷が少し残ることがあるというデメリットがあります。また、抜糸後の傷は時が経つにつれて薄くなっていくものの、部位によっては目立ってしまうこともあり、場所によってはあまりおすすめとはいえないことも。

そのほか、電気メスを使ってほくろを焼き削る方法もありますが、この方法で大きなほくろを除去した場合はくぼみや赤みが残る懸念があり、小さいほくろの場合に用いられることが多いです。

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切り取らない治療も可能に

「顔にメスを入れるのは怖い」「傷が気になる」といった場合は、レーザーで除去する治療を検討するといいでしょう。レーザーにも種類がありますが、「エルビウムヤグレーザー」は水分に強く反応する性質があり、レーザーを照射すると肌の中の水分と一緒にほくろも瞬時に蒸発させることができます。

レーザーを照射する部位が高温にならず、周辺組織への熱ダメージを少なく抑えることができるため、熱損傷による肌ダメージが最小限にすることも可能です。そのため、傷跡や色素沈着をかなり軽減させることができ、さらに施術中の痛みも少なく、麻酔なしで治療することもできます。

肌の表皮から真皮まで、あるいは小さな病変から広範囲にわたる病変まで、さまざまなほくろを治療できるエルビウムヤグレーザーですが、レーザーを照射するスポット径が6mmまでとなっているため、それ以上大きなほくろの場合は数回の治療が必要になることがあります。このような場合は、ほかの治療方法がすすめられることがあるでしょう。

おわりに

見た目の印象という観点でも、また病気の心配という観点でも、悩みの種となることがあるほくろ。その悩みが続くようであれば、一度医師の診察やカウンセリングを受けてみることを検討してみることをおすすめします。「ほくろを切り取るのが怖い」「痛いのはいやだ」という方も、いまはいろいろな治療方法がありますから、実は思っているより簡単に治療が可能になるかもしれません。

積極的にほくろの除去を考える方も、治療の第一歩は医師のカウンセリングから始まります。医師による診察を受けることで適切な治療方法を提案してもらうことができ、治療の選択肢がいい方向へ広がっていくことも。不安や分からない点があればその場で話して解消し、最善の治療方法を見出していくことができるでしょう。

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