プロペシア、ザガーロ、HARGカクテル……知っておきたいAGA治療薬

01


薄毛は男性にとって、大きな問題です。「ハゲと思われてるかも…」と考えると、恋愛に奥手になってしまったり、ビジネスでも人目が気になり自信が持てず、チャンスを逃してしまうかもしれません。

このように、多くの男性が悩むAGA(男性型脱毛症)にはさまざまな治療薬があります。それぞれ、期待できる効果も違えば、副作用の出方も異なり、自分の症状に合ったものを使うことで効果的な治療が可能です。

そこで今回は、いろいろあるAGA治療薬についてご紹介します。

AGA治療薬にはいろいろな種類がある

髪が薄くなるAGA(男性型脱毛症)は、多くの成人男性の悩みの種です。抜け毛が増え、生え際や頭頂部から髪が薄くなりはじめるAGAは、一般的には男性ホルモンや遺伝などの影響によって起こるものと考えられていますが、専門機関を利用しない限り、その原因を特定することはまずできません。

そんなAGAには、治療薬があります。種類も1つではなくさまざまなものがあり、効き方や副作用の出方、価格などがそれぞれ異なるものです。いずれも発毛効果が期待できますが、症状に合ったものを適切に服用しないと効果が見られないばかりか、かえって危険な状態になってしまうことも。

ここでは、いろいろある治療薬のなかからよく使われるものについて紹介します。自分に合ったものを選ぶために、基本的な特徴と効果を知っておきましょう。

よく使われるAGA治療薬

プロペシア

世界の60か国以上で使われており、日本国内では初めて認可されたAGA治療薬がプロペシアです。

AGAの原因となるものをつくり出す酵素「5αリダクターゼ」には、「I型」と「II型」があります。プロペシアにはこのうちの「II型」を抑える効果があり、それによってAGAの原因物質がつくり出されるのを防ぎ、抜け毛を予防することができるという仕組みです。

プロペシアは飲み薬で、起こる可能性がある副作用としては性欲が減退する症状などが確認されています。肝機能に障害のある方や女性は服用することができません。

ザガーロ

プロペシアに次いで国内で認可されたAGA治療薬がザガーロです。プロペシアとの大きな違いは、5αリダクターゼのI型とII型の両方を抑制する働きがあります。

そのため、プロペシアを服用しても思うような効果がみられなかったという方でも効き目があらわれる可能性があるほか、高い発毛効果も期待できるといわれている治療薬です。

起こる可能性のある副作用はプロペシアと同じようなものですが、プロペシアより効果が強いとされている分、副作用の発症率も少し高くなるとされています。

ミノキシジル

ミノキシジルは、毛髪の発毛・育毛を促す効果がある治療薬です。飲むタイプと、頭皮に塗るタイプがあります。飲むタイプは毛細血管を拡張して、栄養を含んだ血流を頭皮に届ける効果を促進します。頭皮に塗るタイプは生えてきた毛髪を太くしっかりさせる効果が期待できます。

なお、飲むタイプはまだ厚生労働省の許可がありません。副作用の危険性も他の治療薬に比べて高いとされており、服用するとしても医師の判断が必要です。塗るタイプは認可がおりた治療薬ですが、動悸やめまいといった副作用が起こる可能性があります。

最先端の毛髪再生療法

02

上記のような治療薬とは少し異なりますが、HARGカクテルという有効成分を頭皮に注入することで発毛・育毛効果を促す治療方法もあります。それが「HARG(ハーグ)療法」です。

HARGカクテルには、毛髪の再生に効き目があるとされる成長因子を中心に、血行をよくする成分やビタミン剤などが配合されています。その成分を頭皮に直接注入し、浸透させるという最新の毛髪再生療法です。

HARG療法の大きな特徴は、効果が出て毛髪の再生が促されると、あとは注入を止めても効果が持続すること。

多くの治療薬では薬の使用を止めると効果も止まってしまいますが、毛髪の発毛・育毛力を根本的に再生するHARG療法では、注入をずっと続けなければいけないということがありません。頭皮に注入すると聞くと痛みを心配するかもしれませんが、針を使わずにHARGカクテルを注入・浸透させる方法など、痛みを抑える方法もあります。

おわりに

医療の進歩はAGA治療においても例外ではありません。さまざまな医療技術や治療薬が日々開発されており、ジェネリック医薬品も含めればさまざまな治療薬が存在します。

なかには個人輸入などで入手できるものもありますが、素人判断で医薬品を使うのはとても危険ですし、その薬が本物ではない可能性もあるかもしれません。悩みを解決しようと頼りにする薬でかえって体調が悪化しては元も子もないということになってしまいます。

安全に最善の効果を求めて治療するには、医師の診察を受け、その判断のもとで薬を使うことがとても重要です。症状を診てもらい、適切な治療薬の提示を受けたうえで、こちらからも費用や効き目に関する要望を伝え、最適な治療方法を選ぶようにしましょう。

関連する記事

01

2017.10.26

永久脱毛は本当に「永久」に生えない?ヒゲのレーザー脱毛体験談から学ぶ永久脱毛

脱毛は、女性だけでなく、最近は男性もとり入れる方が増えてきています。男性に人気の脱毛部位は、何といってもヒゲです。 ...

続きを読む

2017.10.26

青ヒゲの悩みから解放されたい方必読!青ヒゲの原因と対策を知って、キレイな肌を手に入れよう!

あごや鼻の下のヒゲそりあとが青くみえてしまう青ヒゲは、毎日きちんと剃っていても目立ってしまいがちです。青ヒゲがあるだけで...

続きを読む

01

2017.10.26

濃いヒゲを薄くできる?自分でできる対策から医療脱毛まである濃いヒゲ対策まとめ

ヒゲは男性らしさの象徴とされることもありますが、現代の日本においては濃すぎるヒゲはマイナスイメージにつながりがちです。毎...

続きを読む

01

2017.10.26

理想のもみあげを手に入れたいとお悩みの方へ!もみあげの薄毛を改善する方法

もみあげはヘアスタイルのなかでも目立つ部分であり、印象を大きく左右する部位の一つでもあります。もみあげを太めに残してワイ...

続きを読む

01

2017.10.26

肩こり・腰痛・肥満で悩んでいる方必見!流行の運動で体を動かして体の悩みを解消しよう

「開脚ストレッチ」という運動を聞いたことがあるでしょうか。 最近は、180度開脚を目指して股関節のストレッチする「...

続きを読む