生え際が気になり始めたら……薄毛・抜け毛を進行させないために知っておきたいこと

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「最近どうも生え際が気になる……」そう思いながら、何となくそのままにしているということはありませんか?もし心当たりがあれば、今すぐ意識を変えたほうがいいかもしれません。なぜなら、薄毛は進行すればするほど、治療に時間と費用がかかってしまうからです。

生え際の薄毛や抜け毛が気になりはじめたら、すぐに対策を考えましょう。症状をそれ以上進行させないための知識を理解しておくと安心です。

生え際からの薄毛にも種類がある

髪の生え際が薄くなってきた――そう感じたら、AGA(男性型脱毛症)の兆候かもしれません。

AGAとは、成人した男性に多くみられる薄毛・抜け毛の状態で、一般的に男性ホルモンの影響や遺伝などが主な原因と考えられているものです。生え際からはじまるAGAには、大きくわけて2つのタイプがあります。

A字(U字)型

額の中央部の生え際が後退していき、薄毛が頭頂部に広がるのがこのタイプです。進行すると毛髪が後頭部と側頭部に残る状態になりますが、その様子を頭上から見たときに、アルファベットの「A」や逆さの「U」のように見えることから、「A字型」「U字型」と呼ばれます。

日本人に発症するAGAで最も多くみられるのが、このA字(U字)型です。

M字型

A字(U字)型に対して、西洋人に多くみられるのがこのタイプです。額の中央部はほぼそのままですが、前頭部のこめかみの辺りから剃りこみが入るように薄毛が進行していきます。

この状態がアルファベットの「M」のように見えることから、「M字型」と呼ばれ、進行していくと中央部も薄毛になり、最終的には頭頂部の毛髪もなくなっていくのが特徴です。

生え際の薄毛は、必ずこの2つのどちらかになるわけではなく、複合型となることもあります。また、生え際からではなく頭頂部から薄毛が進む「O字型」も日本でA字(U字)型に次いで多いタイプですが、このO字型とM字型やA字(U字)型が同時に進むこともあり、注意しなければなりません。

気になり出したら放置はNG!

AGAは進行性で、時間が経つほど症状は進行していくものです。そして、先に述べたように、A字(U字)型もM字型も最終的には頭部全体に薄毛が広がっていくことになります。

薄毛が気になりつつも放置していると、その間に事態はどんどん悪化してしまい、治療が難しくなると考えてください。そうならないようにするには、早めの対策が必要です。

さらにいえば、「薄毛が気になりはじめてから」ではなく、薄毛が起こりそうな兆候を早い段階で察知して治療などの行動に移すことができるとより高い効果を狙うことができます。そのためには、あらかじめ薄毛の知識を理解し、次に移すべき行動を準備しておくことです。

薄毛の進行を食い止める対策としてはいろいろなものがあります。まずは生活習慣を改善して、健康な毛髪を促す環境づくりをしましょう。忙しいなかでも極力栄養バランスを考えた食事をとり、適切な睡眠時間を確保するだけでも違います。

お風呂では毛髪だけでなく頭皮を洗って汚れや脂を洗い流しましょう。その際やお風呂上がりに頭皮のマッサージをすれば、血行促進になり、頭皮へ栄養がいきやすくなります。髪はよく乾かして、自然乾燥は厳禁です。

生活習慣の改善はもちろん、治療も考慮に

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そうして毛髪の発育環境を整えるのと同時に、薄毛を食い止め、発毛・育毛を促す対策も必要です。育毛剤などもありますが、根本的に対策をとるならクリニックなどの医療機関で治療を受けるという選択肢があります。

男性の薄毛の原因の多くはAGAです。しかし、そのAGAも原因はいろいろ考えられますし、AGA以外の原因で薄毛が起こっていることもあり得ます。その原因を見極め、症状を正しく診察し、適切な治療方法を見出すのは、素人判断では困難です。誤った対策をとれば、効果が出るどころかかえって悪影響を及ぼしてしまうことも。

そうならないためにも、専門のクリニックで医師の診察を受け、そのうえで最適な治療方法を相談するというのが有効な選択肢です。AGAにはいろいろな治療薬がありますが、そのほかにも「HARG(ハーグ)療法」のように最先端の毛髪再生医療もあります。

クリニックでいろいろな説明を受けることで、治療の選択肢が広がることになるでしょう。

おわりに

ある日、鏡を見ていて生え際が気になることがあっても、できれば気のせいであってほしいと思ったり、現実を直視するのを先延ばしにしてしまったりすることはよくあることです。しかし、その間に薄毛が進行してしまっては、そのあとのリカバリーが非常に難しくなります。

日頃から薄毛を進行させないような生活習慣にするのはもちろん、同時に状況を的確に見定め、最善の対策を考えられるようにしましょう。そのとき、クリニックの医師や看護師は心強い味方になるはずです。

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