夏に向けてスマートな体を手に入れたい!男性にも人気の脂肪吸引


かつては美容といえば、女性が気にかけるものというイメージがありました。しかし最近は、美容に気を配る男性も増えてきているとされています。

ダイエットもその一つです。太った体を解決する治療の一つである脂肪吸引は、男性からも人気が集まっています。

脂肪吸引が男性にも人気の理由

太ってしまったらまず考えるのがダイエットではないでしょうか。

食事制限をしたり運動したりすることで脂肪を減らし、健康的な体を手に入れようと考える方は多いと思います。さらに筋肉美を手に入れるべく、エクササイズに励む方も少なくありません。

一方、「カニューレ」といわれる極細の管を体に挿入して脂肪を吸引する「脂肪吸引」を受ける男性も近年増加しているようです。脂肪吸引といえばかつては女性が多く受ける治療といったイメージがありましたが、男性ならではの脂肪吸引のメリットもあります。

その一つは太り方の違い。

男性は女性に比べて、おなかに内臓脂肪がたまりやすく、太ってしまうとその内臓の上にさらに皮下脂肪がつくことになります。そのため、おなかがどうしても出やすいという性質があるのです。

そうした方の場合、おなかはぽっこりしているのに手足は細いということも。脂肪吸引は、ピンポイントに脂肪を吸引するので、「ここをやせたい」といったように希望の部位でダイレクトに効果を得やすいという特徴があります。

また、働く男性は多忙なことが多いものです。一念発起してダイエットを決意しても、不規則な食生活や接待などが続いてしまうと効果が見えづらく、断念してしまうこともあるでしょう。

しかし、脂肪吸引であれば1回の施術も30分から60分が平均です。短期間でむだな脂肪を落とすことができます。

脂肪吸引の効果

脂肪吸引は、体の脂肪細胞を吸い取ることで効果を発揮します。

この脂肪細胞というのは、脂肪をためこむところだと考えれば簡単です。過剰にエネルギーを摂取して燃焼しきれなかった脂肪は、脂肪細胞のなかに蓄積され、その結果体に脂肪がついていきます。

この脂肪細胞は、基本的に減らすことができません。

脂肪細胞があるということは、脂肪をためこむところが残っているということになり、燃やしきれない脂肪が再び出てしまえばまた太ってしまうことは十分あり得ます。ダイエットで「リバウンド」が話題にのぼることがありますが、この仕組が関係しています。

脂肪吸引はこの細胞ごと吸引する治療法です。脂肪細胞は大人になってからは増えることがないため、効果が長続きします。

また、脂肪細胞と一緒に脂肪を取り除くことで、確実に細くなりますし、狙った部位の“部分やせ”も実現できるのです。

事前に確認しておきたいこと

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このようにメリットの多い脂肪吸引ですが、れっきとした医療行為であり、リスクもゼロではありません。また、男性ならではの注意点もありますので、事前に確認しておきましょう。

まずおさえておきたいのは、「自分の太り方が脂肪吸引に適しているかどうか」です。

前述のとおり、男性は皮下脂肪でなく内臓脂肪がつきやすいという特徴があります。そして、この内臓脂肪は内臓についているため、皮下脂肪のように吸引することはできません。

つまり、ついている脂肪が皮下脂肪であれば脂肪吸引の効果は高いものの、内臓脂肪が多い場合や、内臓脂肪の上に皮下脂肪がのっている場合は、吸引しても思ったよりわかりづらいということがあるでしょう。

また、施術を受けた後のことについても注意が必要です。施術後は腫れや痛みが生じることがあり、その腫れが頬やあごに出ると、ヒゲが剃りにくくなることがあります。

施術後のダウンタイムについてはどのようなケースでも入念な確認が必要ですが、特に顔の脂肪吸引を受ける場合は注意しておいたほうがいいでしょう。

同じように、おなかの脂肪吸引を受けた場合は施術後に下半身に腫れやむくみが出ることがあります。やわらかい部分には特に出やすく、陰のうまでむくむこともあるので、注意しなければなりません。

むくみの程度は個人差がありますし、時間が経てば収まりますが、あとで心配することのないように事前に対応を考えておきたいところです。

おわりに

治療を受けるには、クリニックでカウンセリングを受ける必要があります。

その際にわからないことや不安に思うことを細かく確認しておくといいでしょう。治療を受けるかどうか決めるために、カウンセリングで医師の確認を受けながら、脂肪吸引についてさらに詳しく聞くのもとても有効です。

脂肪吸引の方法自体は男性も女性も基本的に同じですが、向き不向きや施術後に必要なケアについては男性特有の処置を必要とする場面もあり、同じではありません。また、一般的に、男性のほうが痛みに対してよりナーバスになりやすいともいわれます。

そうしたことを事前に医師に確認してクリアできれば、安心感も高まり、治療にも前向きになれるでしょう。

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