薄毛・抜け毛はどの年代でも起こり得る! 世代別の原因を知って適切な対策を心がけよう

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男性にとっては気になる薄毛・抜け毛の問題。「自分はまだ若いから大丈夫」「だいぶ年をとってきたが、これまでそれらしき兆候がなかったからもう大丈夫だろう」といったように、年齢を判断基準にして安心していませんか?

薄毛・抜け毛はどの年代でも起こる可能性があるものです。年齢だけで判断できるものではありません。

若い方が薄毛・抜け毛になる場合と、年を重ねてから薄毛・抜け毛が気になり始める方では、その原因が異なることがほとんどです。それぞれの原因を理解し、薄毛・抜け毛の発生や進行を防げるよう、とるべき対策を把握しておきましょう。

加齢からくる薄毛・抜け毛

薄毛・抜け毛が気になり始めるのは、年齢を重ねてからという方はやはり少なくありません。現代の40代や50代は働き盛りでまだまだ若いといわれますが、体には少しずつ衰えが生じてきます。

髪も例外ではなく、「生え際が後退してきた気がする」「髪のボリュームがなくなってきた」「抜け毛が増えた」といった症状が気になり出すことも少なくありません。40代から50代の方に起こる薄毛・抜け毛を「壮年性脱毛症」と呼ぶこともあります。

60代以上になると、加齢による衰えは一層目立つようになるでしょう。血行が悪くなったり、コレステロールが蓄積されたり、老化で細胞の働きが弱くなっていったりといった変化にともなって、髪にも変化が生じるものです。60代以上の方の薄毛・抜け毛は「老人性脱毛症」と呼ばれます。

加齢の変化を受けるのは自然なことですが、健康上好ましくない生活習慣を重ねていくということは、髪にとってマイナスの要素が増えているということに他なりません。薄毛・抜け毛の進行を少しでも食い止めるには、食生活や運動、睡眠といった生活習慣をいいものにしていく必要があります。

若くても薄毛・抜け毛に油断は禁物

10代や20代、30代といった年齢では体はまだまだ若く、特に10代から20代にかけては多少の疲れや不規則な生活もカバーできるすぐれた回復力をもっていることがほとんどです。髪も、抜け落ちてはまた生え変わるというターンオーバーを繰り返します。しかし、そうした若い年齢の方でも、薄毛・抜け毛と無関係ということはありません。

薄毛・抜け毛が起こる原因にはさまざまなものがあります。そして、そのどれか一つが原因となるよりも、いろいろな要因が複雑に絡み合って薄毛・抜け毛を引き起こすことも多いのです。

若いうちは、体の老化からくる薄毛・抜け毛にはなりにくいかもしれませんが、偏りのある食生活や睡眠不足といった生活習慣の影響を受けて薄毛・抜け毛が進んでしまうことは十分にあり得ます。また、男性ホルモンの影響が主な原因となって生じるタイプの薄毛・抜け毛も考えられるでしょう。

髪の正常な発毛・育毛サイクルを促すためには、若い方もやはり生活習慣の改善が必要ですし、生活の特定の状況が原因になっていると思われるのであればその対策もとることになるでしょう。一方、男性ホルモンの影響を受けて起こる薄毛・抜け毛に本格的に対策をとるには、クリニックなどの医療機関で診察・治療を検討するのがベストです。

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さまざまな年齢・性別に広く使われる治療

薄毛・抜け毛の治療には、いろいろな選択肢があります。代表的なのは治療薬を用いる方法です。よく使われるのが「プロペシア」や「ザガーロ」といった治療薬で、男性ホルモンの影響を受けて起こるタイプの薄毛・抜け毛に効き目が期待できます。

また、男性ホルモンだけでなくいろいろな原因に対して効果が期待できるとされており、近年注目を集めている最先端の治療方法が「HARG(ハーグ)療法」です。加えて、前述の治療薬は服用を続けないと効果も続かないのに対して、HARG療法は髪の発毛・育毛を根本的に再生するため、治療を継続しなくても発毛・育毛が継続すると見込まれています。

こうした治療を受けるには、先にもふれたように、クリニックなどの医療機関で受診しなければなりません。多くのクリニックでは最初にカウンセリングを受け、医師による診察を経て状態を見極めたうえで、治療について相談するといった流れになります。

「病院は敷居が高い」「最初から高額な治療を押し付けられるのではないかと不安」といった方も、まずはカウンセリングを受けてみることで、治療についての詳しい話を聞くことができるでしょう。

おわりに

薄毛・抜け毛は、どのような年齢でも起こる可能性があります。そして、毎日の生活習慣に気をつけることで、その発症や進行をある程度食い止めることができるはずです。生活習慣の改善は、髪だけでなく健康にとって必要なことですから、若いうちからその健康におごらずに気をつけておきましょう。

とはいえ、薄毛・抜け毛のメカニズムは非常に複雑で、自分一人でとれる対策の効果には限りがあることもあります。そうした場合には一人で悩むよりも、クリニックなどの医療機関を訪れて相談してみるという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

専門の医師による診察を受け、治療の選択肢を知ることができれば、その後にとれる対策も変わってくるかもしれませんよ。

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