若ハゲを改善したい!若ハゲのメカニズムを知れば予防も可能に
10代や20代といった若い世代でも、「若ハゲ」と呼ばれるような薄毛や抜け毛に悩むことがあります。そうした悩み、開き直ったりあきらめたりするのはまだ早いです。
そこで今回は、若ハゲの起こるメカニズムを知り、対策を考えてみることにしましょう。
若ハゲはなぜ起こる?
脱毛症は中高年男性に多いイメージがありますが、実はさまざまな年代の方に、しかも男性だけでなく女性にも起こるものです。「ハゲ」と呼ばれる薄毛・抜け毛は、正式には「脱毛症」と称されます。
なかでも、10代や20代といった若い年齢の男女に起こる脱毛症が「若年性脱毛症」、いわゆる「若ハゲ」です。では、なぜそのような状態になってしまうのでしょうか。
まず注目すべきは、「毛周期」と呼ばれるヘアサイクルの乱れです。人の毛髪は、一定の周期で生え、そして抜けていくという仕組みがあります。
正常なヘアサイクルであれば、抜け落ちたあと再び成長期に入り髪が伸びていくことになりますが、脱毛症の場合はこのヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなってしまうのです。そのため、髪が十分に成長せず細くなってしまったり、髪全体のなかで成長期にある割合が低くなるため相対的に抜け毛が増えることになります。
ヘアサイクルが乱れる原因は?
ヘアサイクルはどうして乱れるのでしょうか。よくいわれるのは遺伝的要因です。
確かに薄毛が遺伝することはあります。しかし、遺伝するのは「薄毛になりやすい体質」です。つまり、体質を受け継いだからといって、必ずハゲるわけではありません。
頭髪への影響としては、次のような環境的要因の影響も非常に大きいといわれています。
・偏った食事や暴飲暴食……毛髪の成長に必要な栄養を食事から補給できないと、頭皮に栄養を送ることができません。
・過度なストレスや悩み、睡眠不足……体の不調や免疫力の低下につながります。特にストレスは身体的にも多くの悪影響があり、血液の流れを妨げることも。
・頭皮が不潔……頭皮が不潔な状態だと、頭皮が酸素不足に陥りやすくなり、血行を阻害します。細菌の繁殖を招いて炎症などを起こすこともあります。
特に男性に起こる脱毛に大きく影響するとされているのが男性ホルモンです。
男性ホルモンであるテストステロンという物質が強く働きすぎると、毛髪のたんぱく質をつくりだすのを邪魔してしまうことがあり、これらの生活習慣は、この男性ホルモンの分泌や活動にも大きく影響しています。
まずは環境の改善から
薄毛や抜け毛を招いてしまう大きな要因は生活習慣です。髪にいい生活をすることは、予防や改善効果への大きな近道となります。
具体的にすべきことは、前項で挙げた「環境的要因」をいいものにすることです。
・偏った食事や暴飲暴食 → 規則正しい食生活、バランスのいい食事をとる
・過度なストレスや悩みごと、睡眠不足 → ストレスを解消し、睡眠を十分とる
・頭皮が不潔 → 頭皮を清潔にする
加えて、環境改善のための行動としては、下記のようなことも効果的です。
・適度な運動……代謝が上がり、血流が促進されます。いい睡眠やストレス解消にもなるでしょう。
・頭皮のマッサージ……洗髪時も指の腹でやさしくマッサージすれば、汚れもきちんととれ、血行促進効果があるでしょう。
気をつけるべきポイントは2つ。
1つ目は、きちんと栄養をとることです。毛髪の成長には栄養が不可欠であり、その栄養は食事からとるものです。きちんと栄養を補給できなければ、毛髪の成長は望むことができません。
2つ目が、血行をよくすることです。栄養は、血液にのって毛根へ送られます。せっかくとった栄養も、血行が悪くなってしまえばきちんと送り届けることができないのです。
いずれの場合も、毛髪の成長にはつながりません。一気にとはいかないまでも、ひとつひとつ改善していきましょう。
それでもだめなら治療を検討
生活環境をいいものにしても改善効果があまり見られないという場合には、治療を検討しましょう。
治療というと不安に感じたり、費用が心配だと思う方もおられるかもしれません。しかし、クリニックなどの医療機関で、とりあえずカウンセリングを受けてみるという方法があります。
きちんとしたクリニックであれば、医師による診察のもとで薄毛・抜け毛治療を受けることが可能です。カウンセリングにおいても医師の診察を受けることができ、その結果に基いて治療方法や費用を相談することができます。
脱毛症にはさまざまな原因があり、それぞれに適した治療方法は異なるものですが、多くのケースで有効とされているのがHARG(ハーグ)療法です。HARG療法は、男性にも女性にも用いることができ、また多くのケースで効果が期待できるとされている先進的な治療方法となっています。
また、HARG療法は医療行為で、育毛サロンやエステなどでは受けることができません。クリニックなどの医療機関では、医師をはじめとする資格者がきちんと診察し、医学的根拠に基づいた薄毛治療を受けることができるのです。
おわりに
薄毛や抜け毛の症状は、放っておいても改善することは少ないものです。
気になったときが対策のとりどき。きちんと手を打つのに早いということはありません。30代や40代、さらに先の将来を考え、まずは生活改善で頭皮にいい生活を送りましょう。
それでもあまり改善できなかったら、そのときは治療という方法もあります。思いつめずに、今から対策を始めてみませんか。
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