発毛剤の正しい使い方と後悔しないために知っておきたい発毛剤選び3つのポイント

発毛剤の正しい使い方と後悔しないために知っておきたい発毛剤選び3つのポイント

この記事でご紹介すること

「薄毛に悩んでいるけれど、誰にも相談できない……」
「店頭にならぶ、たくさんの発毛剤や育毛剤。どれが良いのか、わからない……」
「そもそも、『発毛剤』と『育毛剤』の違いは?」

発毛剤について、このようなお悩みや疑問を抱いている方は、多いのではないでしょうか?

この記事では、薄毛対策でよく使われる発毛剤の種類や選び方について解説するとともに、発毛剤とよく間違われる育毛剤との違いについても、ご紹介していきます。

発毛剤は頭皮ケア商品

発毛剤とは、毛根に栄養を与え、抜けてしまった毛を再度生えやすくするための頭皮ケア商品です。

発毛剤のメカニズムについて解説する前に、まずは人の髪がなぜ生えてくるのかということについて、お話をしたいと思います。

人の髪の毛は、永遠に伸び続けることはなく、一定の長さになると自然と抜け落ち、また新しい髪が生えてくる、ということを繰り返しています。これを「ヘアサイクル(毛髪周期)」と呼びます。

ヘアサイクルは、通常4〜6年かけて古い髪の毛から新しい髪の毛に生え変わります。薄くて短い抜け毛が増えてきた場合は成長期が短くなってきており、「薄毛」のサインと考えられています。
このヘアサイクルが短くなるほど発毛治療は難しくなるため、年齢に関係なく気づいたら早めの薄毛対策を行う必要があるのです。

ちなみに、実際に発毛剤の効果が出るまでには、使用開始から3〜6カ月程度かかるとされていますが、それ以上使用しても変化がない場合は、他の治療(本記事後半に登場するメソセラピーなど)を試されてみてはいかがでしょうか。

また、頭皮のかゆみ、動悸(どうき)、めまいなどの副作用が起こる場合もありますが、そのときは早めに専門医に相談してみましょう。

発毛剤と育毛剤の違い

発毛剤と育毛剤は、それぞれ使用する目的が異なります。発毛剤は毛を生やすこと、育毛剤は毛を育てることをそれぞれ目的としています。価格は、発毛剤が1,000~10,000円程度、育毛剤が3,000〜15,000円程度です。

使用する際に覚えておきたいこととして、発毛剤と育毛剤、どちらを使用するにしても、判断を急がず、最低でも3カ月以上は使用し、経過を観察してください。ただし、かゆみや赤み、むくみ、動悸などの副作用の疑いが見られた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

発毛剤の種類にはどのようなものがある?

抜けてしまった毛を生やすことができる発毛剤にはさまざまな種類がありますが、ここでは発毛効果の高いものを、化粧品、医薬部外品、治療の違いから見ていきます。

化粧品の発毛剤

化粧品と記載されたシャンプーなどの発毛剤は、主に「肌の状態を清潔に保つ」ことを目的とした商品です。そのため、発毛剤の本来の目的である「毛を生やす」という効果は期待できません。

あくまでも化粧品の発毛剤は、頭皮環境を整えて発毛しやすくさせるもの、ということを念頭に置いて使用してください。

医薬部外品の発毛剤

医薬部外品を使用する目的としては、「抜け毛の防止・頭皮を清潔に保つ」などが最適です。化粧品同様、発毛効果はあまり期待できません。したがって、まだ抜けていない髪の毛を元気にする、頭皮を清潔に保ち発毛しやすい環境を整えたいという目的を実現したい場合に適した商品です。

クリニックでの治療

クリニックで行う発毛治療には、大きく分けて内服薬と外用薬の2種類を使用する方法があります。

内服薬は、錠剤などを飲んで身体の内側から治療するもの。外用薬は、頭皮に直接塗布するなどして身体の外側から治療するものです。どちらの薬も発毛に効果がありますが、効果の高いものは副作用によるリスクも考慮する必要があります。

高い発毛効果を期待するならば、医療用医薬品の使用をおすすめします。その中でも特におすすめするのが、「ミノキシジル」と呼ばれる成分が配合されたものです。

気をつけたいのは、ミノキシジルが配合された化粧品や医薬部外品の発毛剤、育毛剤などもありますが、有効成分の含有量が少ないため、効果があまり期待できません。また上記のような医療用医薬品などを使用する場合は、まずは病院で医師の診断を受けてから使用するようにしましょう。診断結果を元に最適な発毛治療ができるだけでなく、副作用が起きた際、すぐに相談することができます。

発毛剤を選ぶ際の3つのポイント

ここでは、発毛剤を選ぶ際に気をつけておきたい3つのポイントについてご紹介します。

ポイント①:安全性を確認する

医師が診断して処方した発毛剤は、治療薬なので発毛剤の中では効果が最も高く、発毛の実感も得られます。

発毛剤は、ドラッグストア、個人輸入や通販サイトなどでも入手することが可能です。

しかし、本来医薬品である発毛剤をクリニックに行かなくても購入できる手軽さや、安さにメリットを感じて通販サイトで買えることに魅力を感じるかもしれませんが、副作用が発生する可能性が高いものに関しては正規品でない場合もあるため、病院で処方されたものを使用するのが安全です。

ポイント②:有効成分を確認する

発毛剤にどのような有効成分が含まれているのか確認することも重要です。

ここではその種類と特徴をご紹介します。

フィナステリド

抗男性ホルモン剤です。
アメリカやメキシコに自生しているノコギリヤシという植物の成分で出来た治療薬で、男性ホルモンのテストステロンに働きかけ、薄毛を促進させる信号を阻害します。

M-034

海藻から取り出した成分でできた治療薬で、血管拡張作用による血行促進効果があります。
頭皮の保温と保湿をすることで発毛を促進させます。

アデノシン

核酸の一種で、血行促進効果、リラックス効果があり、睡眠にも影響します。

イクオス

ヘアサイクルを整え、血行促進し、脱毛の原因となる脱毛因子をブロックする働きがあります。

ポイント③:発毛剤にかかるコストを確認する

発毛剤の価格は安価なものから高価なものまで様々ですが、発毛剤の容量(平均120ml/月)や含まれる有効成分を十分に確認してから購入するのが良いでしょう。

有効成分が多く含まれているものは価格も高くなってしまいがちですが、その分効果を得られる可能性も高まります。

発毛剤の正しい使い方

せっかく選んだ発毛剤であっても正しく使うことができなければ、効果が半減するばかりか、副作用を引き起こす可能性もあります。
ここでは、発毛剤の正しい使い方についても言及しておきます。

まず、基本的に発毛剤は、朝と晩の2回使用してください。
夜はしっかりと頭皮や頭髪をシャンプーで洗った後の清潔な状態で使うのが望ましいでしょう。

発毛剤を使用する順番としては以下のようになります。

① 気になる頭皮の部分に直接発毛剤を塗布する
② 1〜2分間、そのまま馴染ませる
③ 頭皮をマッサージしながら、さらに馴染ませる

正しく使用して、発毛の効果を高めましょう。

発毛剤以外の薄毛治療法

これまで発毛剤の種類や使い方についてご紹介してきましたが、それ以外にも発毛に効果のある方法は存在します。

ここでは、医学的にすでにその効果が証明されている治療法である、「メソセラピー」とその種類についてご紹介します。

メソセラピーとは

メソセラピーとは、発毛効果のある成分を頭皮に直接注入することで、発毛を促進させる薄毛治療のことです。

施術には、とても細い針が付いた注射器を用いますが、専用の機器やレーザーなどで行うノンニードルメソセラピーといった方法もあります。

もともとメソセラピーは、美容医療の分野で、脂肪を取り除くことを目的として使用されてきました。

メソセラピー治療で用いられる薬液には、クリニックにより中身は異なりますが、フィナステリドやミノキシジル、アミノ酸やビタミンなど育毛・発毛に効果がある成分が含まれており、それを頭皮に直接注入することにより、発毛に関わる細胞へ栄養が行き届き、強い髪の毛を生えやすくします。

それでは次に、メソセラピーを応用した、その他の治療法についてもご紹介します。

HARG(ハーグ)療法

HARG(ハーグ)療法は、近年発毛の効果が最も期待されている治療法です。薄毛だけでなく、円形脱毛症などにも効果があります。
基本的な施術はメソセラピーと同様に、薬液を頭皮に直接注入するという方法をとります。

前者との違いとして、HARG治療では、メソセラピーで使用される成長成分に加えて、幹細胞から抽出した細胞成長因子を含む成分を配合した「AAPEパウダー」と呼ばれる薬を使用している点が特徴的です。

このAAPEパウダーには、髪の毛を作り出す細胞に働きかけ、薄毛になる前の発毛状態へと戻す効果があります。

男性だけでなく女性にも有効で、安全性も確立されていますのでどの年齢の方にも治療可能です。

日本医療毛髪再生研究会が承認した認定クリニックのみで治療を受けられます。

MEDJET(メドジェット)によるHARG療法

通常のHARG治療では、細い注射針を用いますが頭皮に直接刺すため、なかには少なからず痛みを感じる方もいらっしゃいます。

そこで、MEDJET(メドジェット)を使うことで、痛みを軽減することが可能になります。

MEDJETは、注射針ではなく、蚊の針よりも細い、先端30ミクロン(0.03mm)の小さな穴から炭酸ガスを噴射することによって、薬液を頭皮に浸透させるHARG治療の一種です。

針を使わず頭皮に負担をかけないで治療を行うことで、痛みや出血の心配をすることなく治療を受けることができます。

HARG療法の価格

価格は一回80,000円〜200,000円ほど。

治療の範囲や配合する薬剤の種類によって価格は変わります。また保険適用外で、医療控除外になります。

※医療控除とは一定以上の医療費を支払った場合に、納めた税金の一部が戻ってくるとされるお金のことを言います。

ヘアフィラー

ヘアフィラーとは、ペプチドを用いた世界で最初の発毛用注入剤です。

ペプチドとは、アミノ酸が二つ以上結合したもので、私たちの身体のなかでは数々のペプチドが存在しており、生命を維持するために重要な役割を担っています。
このペプチドを頭皮に直接注入することで、発毛を増やす成長因子と同じ働きをし、髪を再生させることができます。初期の薄毛に有効な治療法です。

男性・女性問わず使用することができ、他の脱毛・髪の再成長のための治療やトリートメントと組み合わせることでさらに発毛効果を得られる可能性があります。

施術は、2週間〜4週間おきに、1回の施術で4回行います。痛みは少ないですが、可能な場合は表面麻酔を使用することができます。

費用は、1回60,000円程度〜です。

発毛剤は円形脱毛症には効果がないって本当?

円形脱毛症とは、頭皮だけでなく腕やすねなど体毛があるところにできる円形の脱毛症状のことを指します(10円玉くらいの脱毛が多いことから「10円ハゲ」と呼ばれることもあります)。

原因はまだハッキリと解明されていませんが、肉体的・精神的ストレスや過労、自己免疫疾患、遺伝的要素などが挙げられます。

この中でも主な原因として考えられているのが、自己免疫疾患です。
自己免疫疾患とは、本来体を守るべき免疫が何かのきっかけで攻撃をしてくる症状のことを指します。

発毛剤には毛を生やす効果は期待できますが、自己免疫を改善する効果は期待できません。
そのため、発毛剤では円形脱毛症に効果がないといわれています。

円形脱毛症に効果がある治療法

それでは次に、円形脱毛症に効果があるとされている治療法についてご紹介します。

主な治療法は以下の4つです。

  • ステロイド注射   / 1,000円程度(保険診療適応)
  • 内服薬  セファランチン   / 2,700〜5,400円程度/月(保険診療による治療)
  • 外用薬 ステロイド入りクリーム  / 1本数百円程度(保険診療による治療)
  • HARG療法  / 1回10万円程度を数回(自由診療による治療)

円形脱毛症の原因は肉体的・精神的ストレスや免疫疾患など様々な理由が考えられるため、まずは保険診療可能な心療内科や皮膚科などを受診すると良いでしょう。

もし、改善されない場合は、発毛細胞を活性化させ、副作用がほとんどないHARG療法を検討されても良いでしょう。

まとめ|自分に合った発毛剤を選ぶ

発毛剤による薄毛対策のベストなタイミングは、気づいたときから始めるのが最も良いです。

発毛剤にはさまざまな種類がありますが、安価なものや宣伝に惑わされずに、しっかりと効果のあるものを選ぶことが大切です。
正しい知識を身につけ、自分に合う発毛剤を見つけましょう。

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